今回はかなり飛躍したお話。
チームを勝たせるために
OWの印象
皆さんが思うOWの戦いのイメージはどういうものでしょうか。
タンクが壁になって、DPSとサポートを引き連れて、チームが一丸となって戦う。そんなイメージはありませんか。
沢山のコーチングを重ねてきて感じました。大半のOWプレイヤーがこの”OWっぽい戦い”を目指してプレイしています。
接戦がしたい
もしかしたら同調意識が強い日本人の国民性みたいなところもあるかもしれません。
チームからはみ出したくない。プレイに自我を感じない。どこか接戦をしたがっているように見える。
その結果、殆ど運ゲーになっています。
プロの模倣
おそらくOWのイメージのルーツはプロの試合。
プロの模倣している人がいて、そしてプロの模倣している人を模倣している人がいる。
確かに上手いプレイヤーを模倣するのは大切なこと。しかし、それはトップレベル同士の試合ということを忘れてはいけません。
トップレベルではない相手に対して、トップレベルと同じ警戒をする必要はありません。もっと立ち回りの選択肢の幅は広いはず。
この選択肢の中に、チームを勝利に導くための手段があります。
理想の理想
OWのイメージの中で、沢山プレイすることによってグランドマスターまで辿り着く人も存在します。
でもそれはキャリー力のないグランドマスター。甘えたプレイを許さない、時に個を見せるプレイヤーの方が強い印象です。
OWLを席巻する韓国人プレイヤーがまさにそんなイメージ。
キャリー力のある人がOWの枠に少しずつ収まっていく。その結果、強いプレイヤー、強いチームが出来上がっていきます。
OWっぽい≠強い
強いチームの特徴
負けた試合を思い返してみてください。相手はそんなにグループ組んでいますか?
囲まれていたり、ホッグが一方的に暴れていたり、ファラマーシーが止まらなかったり。
グループを組む必要が無いのにグループを組むのはすこぶる弱い。勝っているチームほど各々が有利なポジションを取り火力を出します。
味方運が絡むライバルマッチにおいて、行儀の良い”OWっぽい戦い”の中でチームを勝たせるのは非常に難しいと言えるでしょう。
目指すべきは
試合中、常に考えるべきは”相手が嫌がることが何か”です。
常に相手の視点に立って、一番やられたら嫌であろう行動を選択し続ければそれが勝利への最短距離です。
その為の手段として『個で動く』、『チームで動く』という選択肢があります。
突撃する味方
突撃して死ぬ味方を見て、「なぜこの人同じレートにいるんだろう」と、不思議に思ったことがあるはず。
その人はその時は死んでしまったのかもしれませんが、違う試合ではキャリーしている。だから同レート帯にいます。
OWではむしろそういう人ほど上達が早い傾向があります。この価値観の相違が、喧嘩やヘイトの種となっています。
上達するためには
技術を習得する
まずは技術を習得しましょう。
エイム練習は日々の鍛錬。スキルの使い方や移動に関してはプロのプレイを模倣出来るはずです。
ギリギリを見極める
得た技術で少しずつOWのイメージを裏切っていきましょう。
常に自分の持てる技術のギリギリのラインにチャレンジしてください。
次第に勝利のために自分が出来ることのラインがわかってくるはずです。
ヒーローを絞る
ギリギリのラインはヒーローごとに違うはず。
技術向上のため。そしてラインを見極めるため。ある程度使用するヒーローを絞りましょう。
まとめ
習得した技術はしっかりと試合に反映させる必要があります。
その為にはOWらしさから逸脱する動きも必要になってくる、というお話でした。
「自分のプレイスタイルは少し消極的かな」と感じた方は勇気を持って一歩踏み出してみてください。
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