あけましておめでとうございます
今年もWOSP BLOGをよろしくお願いいたします。
シーズン20が開幕しました。
恒例のメタリポートになります。
メタの変化
盾の弱体化
S19後半に盾耐久の大きな弱体化が実装。
正面から盾を割る選択肢が生まれました。
それに伴いヒットスキャンが増加。
マップによってはダイブも見かけますね。
盾耐久も想像以上に良い塩梅でした。
十分に盾の実用性を残す調整だったように感じます。
ニ盾環境は継続
一方でTOP層では二盾構成が主流のまま。
ザリア、ホッグの使用率がガクッと落ちました。
耐久が減ったことでむしろ二盾の重要性が上昇。
オリーサとシグマが圧倒的な使用率となっています。
オリーサは遠距離から盾割に参加することができる。
シグマは上下左右素早く盾を展開することができる。
単独の敵に対してシグマの盾900耐久は十二分。
弱体化が足りてないと言わざるを得ないでしょう。
ドゥームフィスト
前環境で暴れまくったドムの出現は”やや”減少。
盾耐久のナーフで接近が難しくなった為ですね。
相手の目を掻い潜るスキルが要求されます。
以前のようなお手軽さはなくなりました。
とはいえ、個体の強さはそのままです。
GM帯のDPSピック率TOP5と勝率を見てみましょう。
- ハンゾー 54.22%
- メイ 53.50%
- ウィドウ 52.49%
- ドム 54.64%
- マクリー 49.85%
2020/01/09 Weekly data by “Overbuff”
ドムは使用率が高いヒーローの中でトップの勝率。
今後増えてくる可能性も十分あるでしょう。
ドムのせいで単体での立ち回りが難しい。
グループの戦いも急いで決着をつける必要がある。
裏で環境を操っているのはドムなのかもしれません。
レート毎のメタの相違
大正義ラインハルト
現環境はレートによるメタの相違が甚だしい。
過去一番と言っていいくらいの違いがあります。
GM帯のタンクはオリシグが圧倒的。
マスター帯はオリシグハルトの3竦です。
グランドマスター帯タンク使用率
マスター帯タンク使用率
一方、ダイヤ帯まではハルトの使用率がダントツ。
それに伴い、ザリアの使用率も高くなっています。
ダイヤ帯タンク使用率
GMとダイヤまでででは違う環境を形成しています。
トップメタに囚われると痛い目を見るかもしれません。
レート毎の相違の原因
なぜここまでの違いがあるのか。
それは主にDPSの動きに要因があります。
二盾構成での勝ち筋は大きく分けて2つ。
6人でのダメージレースか、5-1の形です。
6人のダメージレース型
DPSを切り離す5-1の型(4-2の場合もアリ)
まず、ダメージレース型を狙う場合。
最初から本気で盾を割りに行くことになります。
戦闘が始まれば簡単に引くわけにはいきません。
盾とバティストに信頼を寄せる必要があるでしょう。
0コンマ1秒でも早く盾を撃ち始める意識。
有利が取れれば高台を無視して前に倒れる動き。
ダイヤ帯までではあまり見かけない印象でした。
DPSを切り離す5-1型の場合。
これはスナイプとグループを両立する形です。
そのため接近されづらいハンゾーやウィドウ。
グループにはメイとゼニヤッタが起用されています。
ところがダイヤ帯まではDPSが先に相手にバレてしまう。
すぐに下がってしまい撃てない状態になる。
そこにサポートがヒールに向かう。
この時点で味方が戦っていればハンデ状態です。
そもそもスナイパーやゼニがいないことも多い
被弾覚悟ならグループが戦う前にチャレンジしてみて駄目なら戻る
であればやはりオフタンクを用いたい。
タンクだけで相手を攻め立てる手段がほしい。
ヒールも最初からDPSにそこそこ回してあげたい。
DPS群、タンク群が別働隊でキッカケを作る。
従来のスタンスのほうが強そう
その他にもウィドウハンゾーのエイム力。
盾の効率と使い方、シグマのハンドスキル…etc
このあたりも要因の一つなのだと思います。
DPSにとっても盾やヒールに信用がないのでしょう。
それがダイヤ帯までのざっくりとした印象でした。
ダイヤ帯までのオススメヒーロー
ダイヤ帯まででのオススメをピックアップ。
TOPメタ以外での汎用性が高いヒーロー達です。
マーシー
意外と良い、欲しいと感じました。
DPS群、タンク群に別れたときのDPS群を支えます。
アナ
DPSをヒールする為に次点となるのがアナ。
阻害瓶とULTで戦いに貢献します。
ハンゾー
現環境において万能過ぎます。
盾割、スナイプ、裏取りなんでもござれ。
アッシュ
ハンゾー、ウィドウには自信がない場合の次点。
ダイナマイト、ULTで貢献しやすいと思います。
(地味に使用率が高い中では勝率トップヒーロー)
ゲンジ
ULTがとりあえず強い。
ナノ龍神は否が応にも敵に恐怖を植え付ける。
ドゥームフィスト
使えるなら全然強い。
特にアサルトB防衛ではまだ最強クラス。
ロードホッグ
フックによる牽制と高台処理、孤立するDPSの援護に。
グループで受ける用途ではあまりオススメしません。
ザリア
短いレンジで長く戦えるなら最強ヒーロー。
ドムやホッグから味方を守ることも可能。
レッキンボール
相手を動かす為の手早い選択肢。
パイルよりも裏取りとタックルを中心に。
シグマ
使えるのであれば…
ハンドスキルで貢献度が大きく変わります。
ピックのイメージ
メインタンク
メインタンクはオリーサかハルトを軸に。
どちらが前に進みやすいかで検討しましょう。
二枚並べるのも全然ありです。
その場合オリーサはオフタンク寄りになります。
レッキンボールは戦いを変えるひと味に。
”ボールオリーサ”でも面白いと思います。
オフタンク
現状、グループを守りたいなら盾安定です。
ハルト+シグマやオリーサで味方を守りましょう。
オフタンクを使うなら攻撃を意識します。
ザリアやホッグでの裏取りも全然アリです。
自ら火力が取れない場合は大人しくもう一枚盾を。
反対に盾では全く進めない状況ではザリホッグも可。
DPSには勝手にポジションを取ってもらいましょう。
DPS
現環境で攻め入る相手を跳ね除けるのは至難の技。
どちらかといえば対応を押し付ける展開をしたい。
最初からマクリーを出すのはやや消極的。
もし出すなら隠れて相手の裏をしっかり取りたい。
盾割りや高台に登るならハンゾーに軍配。
他にもドム、メイ、ゲンジ、リーパー、ウィドウ…etc
ULTの強さも含めて尖ったヒーローを選びたい。
サポート
味方のDPSが単独で動く場合。
(特にソル、マク、ハンゾー)
DPS陣とサポート陣の担当を作りましょう。
互いのヒール領域を把握しておくとスムーズです。
バランスで言えばバティ&マーシー。
アナは攻撃などでメリハリをつけたい時に使用。
敵にダイブが増えたらゼニマシも検討しましょう。
ダイブが増える=単体ヒーローへのカウンター。
独立するヒーローを支えてあげてください。
新PTRについて
ここからは追記です。
公開寸前でPTRが更新されました。
バティスト
イモータルフィールドが8秒→5秒に短縮
イモータルフィールドのCTが20秒→25秒に延長
ULTのコストが20%増加
メイ
メイン攻撃のスロー効果が低下、持続時間も短縮
ドゥームフィスト
アッパーカットの硬直時間が0.2秒→0.5秒に延長
オリーサ
フォーティファイの軽減率が50%→40%に減少
ハンゾー
メイン攻撃の弾速がやや低下
D.VA
ブースターのクールダウンが5秒→3秒に短縮
大きいのはバティストとドムのナーフ。
バティストはCTが長くなりやや大味になりました。
そしてドムはコンボの確殺が難しくなります。
アッパーを受けてもスキルを使用する余裕がある。
この二つのナーフはヒーローの単独行動を後押しします。
D.VAについては現状何とも言い難い。
D.VAの戦えるタイミングはDMの残量に依存します。
一方シグマは相手を盾で分断しつつ他に攻撃が可能。
接近もいらない、相手を”ついでに”対処できることが強い。
オリ、シグ、バティストは”ついで”のスペシャリスト。
この”ついで”が勝率を上げる鍵となります。
D.VAの出番が増えるといいですね。
まとめ
新PTRでトップ層の環境が変わるかは怪しい。
バティストも瞬間の強さに変更はありませんでした。
それでもドムのナーフは選択肢を増やします。
単独で走るヒーローは増えてくるでしょう。
なんとなくレッキンボールが増えそうですね。
合わせるならD.VA、守るならシグマでしょうか。
以前と比べてスキルフルな環境になりました。
さらなる楽しい環境が到来すると嬉しいです。
今週中にもう一つ攻略記事を更新します。