やってしまいがちだけど意外と自分では気付きづらいNGプレイを紹介します。
自分の位置を簡単にバラしてしまう
主にDPSやサポートが簡単に自分の居場所を教えてしまうケースです。
身体の小さなヒーローに必要なことは簡単に相手からのフォーカスを受けないこと、そして意外性です。敵に「あぁ、あそこにいるな」と意識されると対策されてしまいます。
対策されるということは活躍出来ないように動かれるということ。壁に隠れられたり、ポークされたりとダメージを出すのが難しくなるはずです。
火力で負けないよう早い段階で顔を出す際も、極力相手の一部にしか姿を見せない工夫が必要です。
盾割りの際も同じく、相手の後衛陣に場所がバレないよう盾を撃ちます。そうすれば正面を突破されても裏へ奇襲という選択肢が残ります。
居場所を伝えることで敵に警戒させ、チームが有利になるようであればOK。警戒”させ”る、警戒”され”る、この二つには大きな違いがあります。
味方と同じところから顔を出す
味方が一度顔を出したところと同じところに顔を出してしまうケースです。
味方が一度顔を出した場所は多くの注目が集まっていたり、スナイパーがエイムを置いていることが多いです。3秒ほどで構わないので少し時間を置く、タンク(盾)に隠れながら顔を出す、あるいは別の場所から顔を出すことを検討しましょう。
Overwatchのマップは必ず複数のルートが用意されています。チョークポイントが堰き止められている場合でも、必ず別のルートが存在します。どうしてもチョークを抜けられない時は、マップを広く使うことで、相手に狙いを絞らせないようにしてみましょう。
一度上手くいった作戦を繰り返す
一度敵に刺さったポジションや作戦を繰り返してしまうケースです。
相手はボットではなく人間。やられた次のウェーブではこちらの作戦や傾向を読み取って対策を練ってきます。
相手が次に取ってくるであろう対策を予測し、その対策の裏を取りましょう。
高レートになるほど見えない読み合い、空中戦が始まります。
防衛側はさっきと似たようなポジションにいるけど、実は一歩後ろに下がっていて相手を嵌めたり、攻撃する側も同じ攻撃をするフリをしてから一度下がって相手を炙り出したり。
レートが高くなってしまう前にたくさんポジションを試して、”自分の経験上強かったポジション” を増やしていきましょう。
DPSの準備を待たない
タンクが味方DPSの準備を待たずに本格的な戦いを始めてしまうケースです。
試合が始まるとDPSは相手の構成やポジションを見て、自分が戦いたいポジションを取ったり、相手の盾を割りにかかります。
このDPSの意図を全く無視してタンクがインファイトを始めると、DPSは「このタンクが死ぬまで結果を出さなくてはいけない」という時間制限を設けられることになります。
極論、味方が満足に戦えているなら何もしなくてもいいのがタンクというロール。ヒールを独占してしまい、DPSが満足に戦えなくなる可能性もあるでしょう。
ただ実際、最前線で戦うタンクは戦闘中に全ての状況を把握するのは難しい。トップレートのプレイヤーでも戦況全てを把握しているわけではありません。
乱戦が始まる前に味方のポジションをチラッとみて、ざっくりとDPSがどこで戦いたいかを確認し、相手を止めるラインを決め、乱戦では一心不乱に戦います。
味方のDPSを眺めすぎると、戦いに置いていかれてしまい、タンクとしての意義がなくなってしまうので注意しましょう。
ヒットスキャンで拠点に入ってしまう
拠点の進行を抑えるためにDPSが拠点に入ってしまうケースです。
知っての通り、ペイロードや拠点はDEF側が一人でも触れていれば攻撃側のゲージは進行しません。ダメージを取る役割であるDPSが真っ先に拠点に入ってしまうのは出来るだけ避けたい。
特にマクリー、ハンゾー、ソルジャーのようなヒーローは拠点内では即死します。味方が一人でも残っていたり、攻撃側のゲージがギリギリじゃない限りは拠点外にポジションを取って火力役に徹してください。
そうすれば防衛側は外からダメージを取る人を対処しに行ったり、火力が刺ささりそうなら拠点から出てくれます。拠点で耐える役の生存率が上がり、中の人も火力を出せるかもしれません。
ゴール間近のピンチ状態で自分がピック出来る状態のときは、次に自分が拠点に戻るときは火力役なのか、粘り役なのかを戦況から察知してピックを行いましょう。
粘り役がいない(自分しか拠点を踏めない)と判断したら素早いヒーローにピックを変えて粘り役に徹する。反対に粘り役が十分だと判断したら火力が高いヒーローに変更します。
ペイロード周りで戦ってしまう
ペイロード周りで戦うことで状況を悪くしてしまうケースです。
攻撃側で、敵に囲まれるのを知りながらペイロードから離れられず全滅してしまう。防衛側ではペイロードをその場で止めることを優先し、戦況を悪くしてしまう。
攻守共に、ペイロードや拠点の為に戦況を悪くするのは本末転倒です。極論、相手を全滅させてからペイロードを進めるか、相手を全滅させてからペイロードを止めるかすれば良いのです。
例外として、ペイロードをうまく使う方法があるのでいくつか紹介します。
まずは攻撃側。
ペイロードがチェックポイントギリギリまで押せている場合、機動力のあるヒーローを起用してC9を狙いに行くことによって相手をベイトし、味方の前線を上げることが出来ます。運が良ければそのままゴールも可能です。
また、ペイロードは優秀な動く壁としても機能します。(攻撃側は若干回復も出来る)相手に高台を取られていても、ペイロードに張り付くことで苦しい地点を掻い潜ることが可能です。
次に防衛側。
防衛側もペイロードを壁として使うことがあります。一度攻撃側を全滅させれば、ペイロードの場所によっては有用な壁になるでしょう。
また、チョークポイントからペイロードが顔を出せないくらいのタイミングでペイロードを止めることで、チョークを封鎖するケースもあります。キングスロウの第二開幕が一番わかりやすいと思います。
少し難しい話としては、ナノ龍神などで味方が何人か落とされてしまった場合、耐久は諦めて一人ペイロードで粘ることで、相手のバリューを最小限に抑えることがあります。攻撃側からすれば「あんなに倒したのに少ししかペイロード進めなかった…」となります。
ゴール付近でも、味方が壊滅状態でどうせ自分も生きて帰れない状況の場合は、とりあえずペイロードを止めに行くことでゴール間近でのもうワンチャンスを作ります。
まとめ
試合中にこれら一つ一つを意識しすぎると動きが固くなってしまいます。記事を読みながらしっかり状況をイメージしてからプレイに入りましょう。
そして、プレイ中に同じシーンに遭遇した場合は「あ、これ書いてたやつだ」と気付けるように。次第に同じ過ちを繰り返すことが減っていくはずです。
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