ピックの参考にどうぞ。
サポートとは
サポートの目的は決してヒールだけではありません。チームが有利に戦える状況を作るための土台的な役割を担います。ヒールはあくまで一つの手段であり、火力やフォーカスを貰うことでの視線誘導もサポートの大きな選択肢の一つです。
それぞれヒールに特化していたり、自らダメージを出せたり、自己防衛力が高かったり、ヒーローによってチームをサポートする為に得意とする比重が違います。
マーシー
特性
DPSへのヒールを唯一持続的に安定した供給が出来るヒーローです。ヒールが盾に遮られることもありません。単体でも回避性能が高く、フランカーやダイブに対してもある程度逃げ回ることが可能です。
起用
主に立体的なマップでDPSの撃てる場所が限定されている場合に起用します。タンク起点で戦闘を始めるのが難しいような戦いでは、個で動くDPSに張りつくことでファーストアクションを起こしてもらいます。
変更
全体的にチームがグループを組んでいてDPSをヒールし続ける恩恵が少ない場合や、チョークポイントの突破が難しい際に変更を検討します。
ゼニヤッタ
特性
高い火力で相手のエリアリングを封じるヒーローです。二種類のオーブを使い分け、味方の単独行動を支援しつつも相手の単独行動を許しません。不和のオーブは味方全員が目視出来る為、味方のフォーカスが合いやすいというメリットもあります。
起用
単独行動のヒーローに苦しめられている場合に起用します。また、相手の壁からの露出が短い場合に起用することで。
変更
グループvsグループの勝負でダメージレースに貢献できない場合はピック変更を考えます。また、相手が完全に分散してくる場合は格好のカモになります。範囲ヒールが可能なヒーローへの変更を検討します。
アナ
特性
離れた場所から高いヒールと攻撃力が持ち味のヒーローです。阻害瓶の汎用性が高く、攻めにも守りにも使用できます。瓶は全体ヒールのバフにも効果的、ULTの強さは完全にぶっ壊れています。
起用
怖さを出したいときに使用するヒーローです。阻害瓶、ダーツは常に警戒が必要なスキルなので、相手に盾やスピード感がない場合は問答無用に強さを発揮します。攻撃ではULTで大きな波を起こせるため、よほどの理由がない限りはピックします。
変更
味方への射線が通らない、相手の裏取りがしつこくて居場所がない場合は変更を検討します。
ルシオ
特性
エリアリングに長けたヒーローです。スピードで押し引きを支援したり、全体ヒールで相方サポートの負担を大幅に減らすことが可能です。
起用
強いポジショニングを奪取したい際に起用します。互いにポジションを取り合うコントロール開幕では非常に有用。また、全体ヒールは小さいダメージを気にする必要がなくなるため、対フランカーや対タレット、対モイラオーブにも重宝します。ULTは阻害の影響を受けない最強のカウンターULTです。
変更
決して火力が怖いヒーローではないため、チョークを脱することが出来ないようなシーンでは変更を検討します。遠距離からのポークが長いような戦いでもあまり貢献出来ないかもしれません。
モイラ
特性
高いヒール量でグループを押し上げることが出来るヒーローです。近距離限定ではありますが、DPSにも負けない火力を出すことが出来ます。
起用
いかにもグループで動きそうな構成の場合に起用します。狭いマップであれば多少ポジションが不利でもゴリ押すことが可能です。相手に範囲ヒールがない場合、黒オーブで相手のエンドラインを痺れさせることも出来ます。
変更
チームの被弾があまりにも多い場合は変更を検討します。遠くからの一方的なポークにはすこぶる弱いため、スピードを上げたり、中距離以上の攻撃参加が可能なピックに変更します。
ブリギッテ
特性
グループをより強固にしつつも、個人で動くDPSを支援することが出来るヒーローです。自衛にも優れていて、時にタンクのような役割もこなすことが可能です。
起用
『グループ+衛生のように動くDPS』のような構成に向いています。狭い場所や拠点での戦いが予想される場合に積極的に起用します。中途半端なダイブ相手には無類の強さを誇ります。お互いにバラバラに動くような試合でも、チームの弱点にならない為に起用することがあります。
変更
インファイト前にチームが潰れてしまう場合は変更を検討します。ラリーはナノ龍神やドラゴンサージのカウンターにはならないので、相手に強いULTコンボがある場合も変更を検討します。
まとめ
劣勢の試合において、ヒール量を増やせば問題が解決するというケースはあまり多くありません。
サポートヒーロー毎のヒール量差は実際微々たるもの、防戦一方では一向に状況は好転しません。
相手が嫌がるのは攻撃なのか、全体ヒールによるポジショニングなのかを見極めることが出来れば、ピックは自然に決まってきます。
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