レート帯別の印象と脱出方法。300名以上へのコーチングで感じた各レート帯への印象です。
レートシステムとは
偏差値に近い
レートは実力を測るための一つの指標です。周りの人と比べて自分がどれくらいの位置にいるかを表します。
学力で言うところの”偏差値”に近いかもしれません。成長が周りと同じ速度ならレートには影響しません。
実際、3年前のプラチナ帯より今のプラチナ帯の方が断然レベルは高いです。つまり、レートを上げるためには成長スピードで周りを上回る必要があります。
リアルタイムではない
レートはあくまで”結果”であって、実力をリアルタイムに表わしているわけではありません。
長いスパンでプレイしている中で最高レートはいくつなのか。大体どのあたりのレート帯に収まっていくのか。この二つがそのまま他人に伝えられる実績となります。
レートは上げるものではなく、実力が上がれば勝手に上がってくるものだと考えてください。細かい上下に一喜一憂するとメンタル的にしんどくなると思います。
今回は大まかなレート別の印象を解説していきます。
ブロンズ、シルバー帯
ブロンズからシルバー帯は操作を学ぶところ。
連携の意識はほどほどに、まずは移動やエイムに慣れましょう。着実に火力が取れていればシルバー帯で停滞することはありません。
OWも根本的な考え方は他のFPSと同じ、相手にダメージを取りつつ、こちらはダメージを受けないというダメージトレードの元に成り立ちます。連携に悩むよりは沢山プレイしてエイムを手に馴染ませていきましょう。
初心者の方にはまず火力が取れるヒーローをお勧めします。ハルトやマーシーといった盾や回復に特化したヒーローは一見簡単そうに見えますが、相手と差をつけるのが最も難しい応用編ヒーローです。
各ヒーローには得意とする距離があります。相手に近づきすぎると危険で、離れすぎると戦いに関われません。どのヒーローがどこまで踏み込めるのかを知れば、早い段階で戦いに貢献出来るようになります。
ゴールド帯
ゴールド帯は連携と火力効率を覚えるところ。操作はまだまだではありますが、少しずつULTのコンボや、狙う相手を選ぶ余裕が出てきている印象です。
先頭に立つ場合は常に背後の味方を感じながら戦うよう心がけてください。味方が戦えないタイミングや曲がり角を曲がった先でフォーカスを貰ってしまうと、味方のカバーは貰えません。
また、上手くエイムを合わせられそうにない小さいヒーローは狙わないようにしましょう。自分が一番火力が取れそうなところを優先的に狙います。離れたDPSや壁を這うルシオ、飛び回るマーシーを狙うのはかなり難しいはずです。
ULTを持ちすぎてしまう傾向があります。優位が取れると感じたら単独でもバンバン撃ちましょう。

プラチナ帯
プラチナ帯は自ら勝利を掴む方法を模索するところ。操作、連携はそこそここなせる方が多い印象です。
OWは間違わなければ勝てるゲームではありません。勝つための明確な手段が必要になります。
連携を優先するあまり優位を取ることが出来ない。自分のプレイで負け続けも勝ち続けもしない。全員が「自分は間違っていない」と感じてしまうレート帯です。
また、行動がテンプレ化しすぎていることも多い印象です。いつものこの動き、本当に相手は嫌がっているのか。本当に毎度高台を取り返す必要があるのか、などを今一度考え直してみてください。

ダイヤモンド帯
ダイヤ帯は心理戦を磨くところです。技術はすでにかなり高い印象、人によってはチラッと見るだけではGMレベルに見えることもあります。
相手との心理戦に勝つことが、このレート帯で頭角を現すための鍵となります。実際、火力だけで試合を動かすには限界があります。相手の心理を揺さぶることで火力+αの優位を取らなくてはなりません。
相手に怖いと思わせるような動きを意識しましょう。例えばホッグでフックが届く距離まで相手に近づく。すると、その相手はフックを投げなくてもフックを警戒して距離を取るはずです。
フックを使用することなく、すでに相手のポジションにプレッシャーをかけることに成功しています。それに加えて別の相手をフックで掴んで倒すことが出来れば、このホッグは1人にプレッシャーを与えながらキルを取っていることになります。
ダイヤ帯の技術の高さと警戒心の強さを逆手に取ってみましょう。
マスター帯
マスター帯はエグさを極めるところ。マスターは連携やスキルが高い水準でまとまっている人が多い印象です。
イメージは少しプラチナと似ていて、そのまとまりが仇になっている。すごく上手い、でも尖ってはいない。仮にも”マスター”なので考え方も凝り固まる傾向にあります。
マスターとGMの大きな違いは狡猾さです。あえてミスったようなプレイを見せてわざと相手の注目を集めたり、正面火力をあえて取らないことで相手の前線を上げさせたり。罠とも言える動きをそこらかしこに散りばめます。ウェーブ間の時間の使い方にも差があるイメージですね。
また、利用価値のなくなった味方を助けているうちはGMには届きません。助けることでチームが総崩れになっては元も子もないからです。そういった味方は即座に捨てて、チームの優位を取りに行きましょう。
グランドマスター帯
グランドマスターは自由を育むところです。OWに魔境があるならここからでしょう。今までの助け合いの感覚、甘さが無くなります。チームという言葉そのものの捉え方が違います。
味方を利用しあって各々が結果を出す。鬼が味方同士で宝物を奪い合っているような感覚があります。キープするだけなら人でいられるかもしれませんが、TOP500を目指すなら鬼になりましょう。
TOP500帯 (4300~)
TOP500はメタを生み出すところ。GMともかなりの差を感じます。GMは技術のゴリ押しや、チームにただ合わせることで到達する人も存在します。でもTOP500は技術と理解の両方を高いレベルで必要とします。
中でもDPSでの到達は突出したFPSの才能が必要です。スポーツ系FPSであるOWは相手の裏をかくのが非常に難しいゲーム。その中でも勝てるということはつまり、顔を合わせながらでも相手を出し抜く術を持っているということです。
駆け引きの狡猾さ、俯瞰からの状況判断能力、多少立ち回りを間違えても操作で正しくしてしまう技術。おそらく他の全てのFPSタイトルで結果が出せるはずです。
まとめ
本来、レートは同じ腕の人をマッチさせてゲームを楽しむ為のシステム。普段プレイしている際にレートはそれほど気にする必要もないと思います。
今回はわかりやすいよう漠然とレート別にヒントを書きました。実際は他のレートであっても参考にすべき点ばかりです。
一回停滞したところから上手くなるには、情報を得て、自分の中で解釈し、実践に当てはめていく必要があります。
もしレートを高めたいのであれば、プレイの見返しや部分練習を怠らないようにしましょう。