発表された大規模変更、ロールキューについて。
2:2:2ロックシステム
どういうシステムか
今までのOWはロールの数に制限がありませんでした。6DPSでも3タンク3サポートでも良かったわけです。
それが2DPS2タンク2サポートにロックされます。サポートからタンクへの変更はもう許されません。
まさかOWLと同タイミングに来るとは。かなり衝撃的でした。
ロールキュー
予めロールを決めてキューを出すシステムです。
今まではマッチングしたあとに味方の戦績をポチポチ開いて「みんなどのロール持つのかなー」と、様子を伺う不毛な時間がありました。
今回の変更ではタンクを選んでキューを入れたら試合ではもうタンクしか選べません。メインタンクを持つか、オフタンクを持つか、みたいな相方タンクとの読み合いは必要ですが、不毛な読み合いは概ね解決。
また、誰もタンクを持たない、サポート持たない、みたいなチーム崩壊危機を避けることが出来ます。最初からチーム内で揉めるようなリスクは大幅に減りそうです。
デメリット
一方、途中でのロール変更も許されなくなっています。厳しい試合、圧倒されている試合でも2:2:2は動かすことが出来ません。
エリアリングが厳しいときにDPSをタンクにしたりといったことが出来ないので、苦しい場面で戦いを大幅に変えることは難しくなりそうです。
このシステムに賛成?反対?
私は賛成派です。
元々反対派だったのですが、運営がDPSを全て実用的に調整したことで少し賛成派に傾いています。
トールビョーンやシンメトラといった今までトロール扱いされていたヒーローが、今ではかなり実用的なレベルになっています。
その結果、5DPS1サポートのような馬鹿げた構成が増えました。
トリッキーなDPSを入れてもDPSを足せば火力に困ることもない。タンクに強いDPSや、タンクを無視できるDPSを出せばタンクはいらない。
今のままではタンクに強いDPSを作ることが出来ません。でもタンクに強いDPSを出さなければGOATSが猛威を奮います。
この循環を止めるには、もう2:2:2に固定するしかないのではないかと思いました。
自由が失われる?
ロールを偏らせることで戦術は変わります。でもそれはてっとり早いだけで一種の諦めに過ぎません。
決められた制限の中でいかに変化を起こせるか。ロールキューにすることによって戦いに高度な変化を求められるようになります。
OWLではGOATS環境で出番のなかった選手が沢山いました。プロの世界、ある程度仕方がないことなのでしょう。
でもスポーツ界において、「野球で外野全員いらなくなりました」「サッカーでDF必要なくなったのでクビです」みたいなことはまず起こりません。
そんな不安を抱えてはプロも競技に人生を捧げるのは難しいでしょう。
ロール別レートには反対
一方で、ロール別にレートを設けるシステムには反対です。
一つのアカウントが3つに分裂するような感覚になり、至極雑多な感じがします。
誰かとレートを共有するときにDPSで〇〇、サポートで〇〇みたいな話をしなければなりません。
あとはスマーフを各ロールで行うことが出来るのも、時代の流れ的にも問題だと思います。
Q&A
ロールキューに対して沢山DMを頂きました。いくつかピンポイントなご質問を紹介していきます。
Q.
拠点が取られそうな時にサポートがメイに変えられない!
A.
そもそも変更出来ない前提のプレイが必要になってくるのだと思います。全体の前線をあげて早めに死んで拠点にまた戻ってくるか、もしくは早めに撤退することで死なずにリグループを行うか。ロールを跨いでヒーローを変えられないという仕様に順応していく必要があります。
Q.
2:2:2ロックで環境はどのように変化するでしょうか?
A.
こればっかりはやってみないとわからないのですが、ヒーロー修正を見た限りではまだオリホッグが強いのかなと感じました。ダイブはブリギッテの強さ次第で変わりそうですね。現在やや流行りを見せているアナブリはブリの盾の強度が下がるのであまり強くないように思います。
Q.
現状辛いザリアやDIVAに修正が入らなかったのはなぜ?
A.
2:2:2ロックになることがバフに繋がるからだと思います。ザリアとDIVA、特にザリアは沢山のDPSを相手に出来ませんでした。そこが解決される分強くはなるでしょう。
GOATS以外ではタンク対タンクになりづらい環境が続いたので、またタンク同士の戦いが増えれば必然的に使用率も上がると思います。
『ARCdesk』
ほぼ同時に記事を更新しました。
Willow Gearさんが作るデスクを開発段階から参加させていただきました。今年9月のTGS(東京ゲームショー)でも展示が決まっています。
現在私もこちらを使用しています。開発プロセスも載せてますので、ぜひご覧ください。