シーズン佳境のメタリポート。
S18の環境
全人類タンク時代到来
全人類タンクメタ。
タンク、DPS、サポート全員にタンク性能が求められています。
なぜそうなったのか
この環境を加速させた要因は以下の三つ。
・アーマーバグの改善
・ウーヤンの登場
・ヒットスキャンのHP低下
アーマーバグが改善されたことで、トレーサーやリーパーが浮いたタンクをしっかり叩けるようになりました。
またウーヤンの登場により、ヒットスキャンへの慢性的なダメージが生まれました。ヒール方法やULTも、トレーサーら近距離戦闘型と非常にマッチしています。
ヒットスキャンのHP低下は、ウーヤンがいない前提の調整だったのではないかと思います。
タンク系のDPSとサポートたち
タンクではないのにタンク系と呼ばれるヒーローの条件は…
① ポジションキープ能力が高い
② 引いても一人で同じポジションに戻って来れる
③ 守られる必要がない
以上を踏まえて、
ウーヤン(画像準備中)
この辺りのヒーローが該当します。
距離感を掴むのが上手ければどんなヒーローも似たような動きができますが、向いているのはこのラインナップ。
FLEXはもう少し意味合いが広いので、今回はこれらタンク系DPSサポートのことをサブタンクと呼びます。
Not 助け合い
このタンクメタにおいて”助け合う”ということは、チームのタンク数を減らすことと同義です。
キリコやウーヤンにヒール専念させるような戦いをすれば、その分サブタンクが減ります。カバーを貰うなら環境を覆すほどの活躍が求められるということ。
サポート同士のヒールもまたしかりです。
メタの変わり目
ミッドパッチ以降、タンクメタを軸にゆっくりと環境が変わってきています。
ロードホッグを筆頭に曲者系のヒーロー調整が絶妙で、潜在的にトップメタが揺さぶられている。環境の変化についていけず、構成がチーム内で喧嘩している様子も多々見かけます。
このメタの変遷に乗り切れるかどうかが、現環境に置いていかれないための重要なファクターとなっています。
タンク
メタ
タンク系ヒーローで固める構成を第一メタとします。
味方にサブタンクヒーローが多い場合、味方の動きに合わせやすい機動力高めのタンクが使いやすい。
臭い動きを続けながら、味方の前線が上がってくるタイミングを待ってフォーカスをかけます。
反対に、サブタンクヒーローが少ない時にこのラインナップだと味方にポジションがなく、チームが火力不足に陥ってしまうケースが多いでしょう。
フレイヤのようなヒーローが味方に多い場合は粘り強い戦いを意識します。
味方にサブタンクがいない/少ない
味方にサブタンクヒーローがいない場合、タンク自身に前線を上げるための力強さが必要です。
どっしり系のヒーローを選択し、キャスディのような中距離ヒーローにもポジションを作ります。
オリーサやシグマが増えたため、相対的にザリアの評価が上がってきました。
そのザリアに対抗するラマットラまで可能性が見えてきました。メタが回転している高いレート帯では個人的に高く評価しています。
囲まれてしまう
じっくり前線を上げるとどうしても味方が敵に囲まれてしまう場合、単独で行動してベイトします。
ヒーローを変更するならレッキンボール、D.Vaのようなヒーローが適しているでしょう。
ロードホッグも該当しますが、別軸で捉えてほしいので下段で紹介します。
押さないロードホッグ
事故を誘発できるゾーニングが強みのロードホッグ。
チームをプッシュしない前提であれば非常に扱いやすい。
タンクで前線を上げると、味方のポークヒーローの射線が通らなくなってしまったり、フランカーの裏取りが遠のいてしまうことがあるはずです。
そんな時にホッグを使うと、戦場を手前で引き起こすことが可能です。
DPS
メタ
サブタンクとして機能しやすいトレーサー、リーパーを筆頭に、距離感やダメージ量によって使い分けます。
ハンゾーは色が異なりますが、全ロールに怖さを出せるためサブタンクとして機能することがあります。
タンクを一人にしない
タンクが一人で前線を張る1:4スタイルはかなり辛め。
特にウィンストン、D.Va、ボールが味方タンクの際、この1:4スタイルはどんどんチームの前後が開きます。孤立を理解しているタンクでなければ一人で死んでしまうでしょう。
味方タンクのベイト性能が相当高くない限り、サブタンクヒーローを用意して一緒に高いラインで戦います。
タンク数で負けてる場合はポークへ
タンク数で負けている状況をキャスディやソジョーンでどうにかしようとしても、酒を樽で浴びせられるような感覚に陥ります。
中途半端な立ち位置のポークではなく、明確に離れた位置からポークすることをお勧めします。
お勧めはフレイヤ、ファラ、次点にハンゾーと続きます。
狙われるならタンクから
火力が高いポークヒーローはヘイトを買いやすく、逃げられないリスクが常に伴います。
とはいえノーリスクで火力を取ることも難しい。
もし誰かに狙われて死んでしまうようなことがあるなら、敵タンクに狙われて死にましょう。乱戦中であれば、その間に味方は優位に戦うことができます。
サポート
メタ
ウーヤン
キリコとウーヤンが万能なため、サポートのメタは比較的落ち着いている印象。
DPSと同様、タンクを一人にしないことを前提に考えます。
たまに一人でベイトする優秀なタンクがいますが、なかなか出会えないでしょう。味方のピックを見て、タンクが一人になりそうな場合はサブタンクを選択します。
モイラも高い位置で戦えるヒーローですが、決してタンク性能が高いとは言えません。
味方のタンク性能が低い場合
味方にヒールを求めるヒットスキャンやタンクがいる場合はルシオを入れておくことをお勧めします。
ルシオであれば微妙な立ち位置のヒットスキャンを助けることができますし、ヒールにリソースを割いても自身のリソースが残ります。距離減衰のないメイン攻撃を持っているのも加点要素。
タンクの生存力が高い場合は、離れた位置から貢献できるヒーローでも良いでしょう。
DPS同様、『狙われて死ぬなら相手のタンクから』です。
早見表
デッドゾーン
今の環境で赤枠に入るためには、どっしり系タンク+サブタンク一人が必要です。
何系を増やす?
今回のお話をまとめたものです。
レートの基準に変化?
レートリセット
前回のレートリセットはそこまで前レートと大きく変化はありませんでした。
しかし今回、認定で勝てば大きく上昇、負ければ大きく下降というスタイル。
私はリセット反対派ですが、リセットをするのであれば今回のスタイルの方がやる意味はあるのかなと思います。
2〜3つほど甘いかも?
受講者さんからのレート報告を頂く限り、認定で勝てると丸々1Tier高くつくこともある模様。
ただ認定後のレベルはそこまで荒れておらず、2段階ほど甘いかな〜くらいに徐々に落ち着いてきている印象です。
今までチャンピオン1がほぼ無理ゲーだったので、調整したのでしょう。
ヒーローレートについて
体感とマッチしているか、というとかなり怪しめ。
マスター帯でスマーフレベルのスコアを出し続けていても、GMで普通に回している方が高くつくのかな〜という印象でした。
ベイトやフィル評価まで入っているわけではないので、ウィンストンのようなヒーローよりも、ハザードやザリアのような火力主体のヒーローの方が高く出やすいようです。(どうやらパフォーマンスは全く関係ないそう)
結局、ヒーローレートが高くてもレートが低ければ満足できませんし、高いレートなのにヒーローレートが低ければケチをつけられているような気もします。
まとめ
大切なのはメタの流れをイメージすることです。
現状をキチンと把握していれば新しい環境が来ても調整することが出来るでしょう。
ここ1年ほどあまりプレイできていませんでしたが、前シーズンはDPSとサポートをGMに。今シーズンはタンクも回して、全ロールGMに戻しました。
DPSが現在GM3なので、まとまった時間が作れたらチャレンジャーを狙いたいと思います。
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