今回は短めの記事。
行動で報告する大切さ
意外に重要なファクター
”味方へのわかりやすい行動”はこのゲームにおいて、実はとても優先順位の高いファクターです。
多くのチームが味方に惑わされることによって自滅します。実は自分が惑わせてしまっていることに気づくのも難しい。
大型連敗の大体の原因は、味方へのわかりにくい行動にあります。ティルトするほど連敗していくのも同じ理由です。
事前打ち合わせが難しい
OWはFPSの中では珍しい対面競技。
あっさりと相手の姿が見えるため、すぐに掻き乱されてしまいます。
事前に打ち合わせたことがあっても、その通りにはいかないことが多いでしょう。
フォーカスコール
ヒーロー名を叫ぶフォーカスコール。
フォーカスしようにも、”フォーカスできるタイミングで”、”フォーカスできる位置にいなければ”、実現しません。
ローHPのヒーローをコールするのは指示というより状況報告に近い。プロのVCでもいろんなヒーローの名前が飛び交います。
行動で示す
味方と連携を取るためには、言葉だけではなく行動によるメッセージが必要です。
「リグループしたい」
「ラッシュしたい」
「フォーカスを合わせて欲しい」
「ヒールが欲しい」
自分のポジショニング、ヒール、スキル、ダメージ、被ダメージ、これら全ての行動が味方への大きなメッセージです。
行動で示す
ヒールが欲しい
ヒールが欲しいならサポートより前に立ちましょう。
サポートに後ろを向かせたら前方の味方が潰れてしまったり、サポートが相手から目を切ることで敵に詰められてしまう可能性があります。
他の味方がアグレッシブに戦っている時は被弾を抑えることも大切です。何箇所も同時に強くヒールすることは出来ません。
リグループしたい
リグループしたいのであれば、自分が全く進まないことです。
自分は死ぬつもりはないと思っても軽く戦闘を起こせば、味方は勘違いして前線を上げます。
リグループしたい時はハッキリ止まる。悪い循環は自分で止める。自分が立ち止まることで後ろの味方にリグループする意思を伝えましょう。
また、自分が最後に死んでしまうのもリグループ出来ない要因の一つ。最後に死ぬくらいなら次のウェーブのために隠れておいても良いでしょう。
注意として…
人数差がついた=リグループではありません。
・どうせ逃げられない
・次の戦闘場所がリスポーン優位
・相手のULTを撃たせたい
こういった場面はしっかり戦い切った方が、試合を通した優位に繋げやすくなります。
フォーカスを合わせてもらいたい
味方とフォーカスを合わせるためには、いくつかの条件が重なる必要があります。
・敵HPをローにする
・移動、防衛スキルを吐かせる
・阻害を入れる、不和のオーブがついている
・ちょうど味方の手が届く
etc…
これらの条件を複数満たすためには、”合わせてもらうまでの時間を作る”ことです。
フォーカス対象の第一発見者は自分である可能性を考慮しなければなりません。味方が気付くためにはハッキリとした”間”が必要です。
フォーカスが合うまではリスクは最小限に、敵の傷を抉り続けます。
その間に味方が気づいてくれるかもしれない。あるいはその敵の綻びから別のフォーカス対象が生まれるかもしれません。
『エントリーしまっせ』『阻害入れまっせ』『こいつ狙いまっせ』を味方にアピールし、プッシュやフォーカスのタイミングをわかりやすく表現しましょう。
味方を惑わす「やっぱり」行動
意外と味方を困惑させてしまう原因となる行動です。
急にダメージをもらう
『コソコソ戦うぞ!…やっぱりヒールほしい』
今までいかにもダメージを受けそうにない動きをしていたのに、急にヒールを求めてもなかなかヒールは貰えません。
特に、乱戦が始まったあとはヒールを求める人が急増します。時にはサポート同士ヒールを回すこともあリます。
極論、”ダメージ貰いっぱなし”の方がヒールは貰えます。一度アグレッシブさが途絶えるとサポートは別のところへヒールへ向かうでしょう。
活躍する自信があるのなら、あえて軽く被弾し続けるのも良い味方へのメッセージです。
ポケットして、いなくなる
『お前にヒールついてるからな!…やっぱりあっち』

サポートがピタッと一緒につく『ポケット』。
この動きは味方に「おれがいるから大丈夫だぞ!」と言っているようなもの。ヒールを受ける側は少し攻め気になります。
「やっぱりやめた」をしてしまうと攻め気になった味方は計算が狂い、死んでしまいます。
このゲームにおいて全ての場所をプッシュさせることは難しい。左右均等にヒールを振り分けると、チームはどこもプッシュ出来なくなってしまう可能性があります。
右にいたのに左に舵を切る
「右抑えておくぜ!…やっぱり左行こっと」

チームは味方のポジショニングを確認した上で、自分のポジショニングを行なっています。
もし自分が右ルートを張っているなら、それを前提として味方はポジショニングを行います。
急にポジションチェンジを行うと、味方が危険に陥ったり、味方のポジションの意味が薄れる可能性があります。
レーン移動する時は以下の三つの理由が基本です。
・移動すれば明確に誰かを倒せる算段がある
・複数人からフォーカスを受けてそこにいれなくなった
・全体の戦闘位置が離れた
特にDPSやサポートは算段なくポジションを移動しても大した成果は得られないでしょう。
右と決めたら右、左と決めたら左。上記の理由以外ではレーン取りを動かさないようにしましょう。
ULTを出し渋る
『ULTどうしようかな…やっぱり撃とう!』
味方が戦うか迷ってしまうようなシーンこそ、ULTは早めに思い切って撃ちましょう。
特に味方が一人落ちて人数不利になる瞬間、チーム全員がどこかフワッとします。押すのか、引くのかがハッキリしません。
ULTを出し渋っていると中途半端なウェーブになってしまう。最悪、他の味方が手遅れのタイミングでULTを撃って死にます。
たった一人味方が死んだだけで負けを受け入れてしまうのは非常に勿体無い。相手もULTを簡単に温存できてしまいます。

前衛を狙って急に後衛を狙う
『タンクにプッシュするぞ!…やっぱり奥!』

こちらは主にタンクプレイヤーが注意したいプレイ。
味方を引き連れてプッシュしていたのに、急に敵タンクとすれ違って奥へ仕掛けるシーンです。背後についてきた味方は途端に敵タンクの目の前に立たされてしまいます。
もちろん、味方が狙われてもキルトレードで勝てる。あるいは自分の脅威度をもって敵タンクごと自分に引きつけられるのであれば構いません。
もしタンクで敵のDPSやサポートに向かいたい、でもその間に味方がタンクに詰められたらまずいのであれば、味方を置き去りにして行動しましょう。
まとめ
GM帯後半になると最小限の動きでアドを取ります。味方にとって非常にわかりやすい、禅の境地です。
自分が味方にとってわかりやすい行動が出来ているのか、味方を惑わせていないか、連敗の原因に自分がなっていないか。
味方視点で振り返ってみてください。
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